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日間賀島 海を眺めて 寒い寒い日に。ぬくもりを求めて 詩№6     

寒い日が続きます。冬の海は波も荒く、冷たく厳しいです。島は風当たりが強いので、強風に飛ばされそうな時もあります。こういう時は、少しでもぬくもりを求めてしまうのが、人間です。陽だまり。人のぬくもり。そんな冬の詩を集めてみました。  

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もうすぐ日が昇る

朝だというのに真っ暗で 冷たい風に
手が凍る 耳が凍る 涙が出る
ふと見上げれば まだ西の空にはまんまるお月様
しびれて動かない手
でもまだ 心臓が動く 足が動く
一歩前へ進みだす
もうすぐ日が昇る

今はもういない

「寒いね」とか
「今日、窓からスズメが家に入ってきちゃってさあ」とか
何でもないことを話したいのに
君はもういないんだね。
部屋が広くなった分、寒いよ。
時を戻せるなら
今度は間違えたりしないから
おはようと、おやすみと、ありがとうと、
笑顔を今度は大切にするから
そばにいて

陽だまりの猫

冬の海 空を舞うトンビ ピーヒョロロロー
絵に書いたような空と雲
ゆったりと羽を広げて
誰にもとらわれず 我が道を行く
私はあったかい特等席で ホットコーヒー片手に
海を眺めている
外の風は冷たいだろうけど
とりあえず 私は陽だまりの猫
ニャオーンとまるまって
まったりと過ごしてます。

冬の漁

寒い日も 朝暗いうちから漁に出る
船のエンジン音が 静かな中に響いている
落ちたら助からない冷たい冷たい海
真っ黒の顔 ごつごつした手
それは勲章
漁師の人たちが、頑張ってくれているから
私達は魚を食べることができる
生きている
ありがとう ありがとう

冬眠

あんなに順番待ちで並んでいたブランコも
今はひっそり揺れている
お祭り騒ぎの時は終わり
忘れ去られたブランコは
冬眠の時期に入っている
人間もちょっぴり疲れて
ちょっぴりからだが重くて
行きたくないなんて
誰でも心の片隅で思っている
たまには、冬眠してもいい
生きてるだけでたいしたもんだ
春になったら目を覚まし
また歩き始めれば それでいい

白い雪が降る

何もかも白く染めて 雪が降り続く
不安も焦りも孤独もすべて
白いベールで包まれて 優しくなっていく
街は静かで静かで 雪が降る音だけが
かすかにかすかに聞こえる
こんな日は少しだけぬくもりがほしい
あなたに会いたい・・

厳かな時が流れる

白い息 かじかんだ手 
日の出を待つ人たちの後ろ姿
シルエットとなり
一枚の絵のように浮かび上がる
誰もしゃべらない
神がかった時間
波の音だけがリフレインする
圧倒的な大きな力の前では
人間は小さな小さな存在でしかない
首を垂れて合掌をする
いま厳かに 日が昇る

最後に

書き溜めていた冬の詩を読んでいただいて、ありがとうございます。寒いのは苦手ですが、冬は冬なりに良いこともあります。

日の出が見れることや、日向ぼっこや、あったまる飲み物や食べ物。こたつ。人のぬくもり・・冬の楽しみを見つけて、過ごしていきましょう。

また楽しいことを見つけて発信します。たーこブログでお会いしましょう。

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