日間賀島の昔話 タコと阿弥陀如来と大地震 歴史を紐解く女将ブログ

たこちゃんブログです。

日間賀島がタコの島と呼ばれるのは、タコが美味しいからというだけでなく、歴史あるれっきとしたお話があったからです。

大地震で大磯の筑前寺が、土地ごと沈んでしまったというのも興味深い話です。

さっそく、南知多の昔話より、日間賀島の昔話、抜粋します。

【 むかしむかし地震が起こり、当時日間賀島の大磯に存在した筑前寺の本尊胎内仏が津波で流されてしまったそうな。

村人はほとほと諦めかけていたところ、タコ漁をしていた茂二郎さのタコ壺から大ダコに抱かれている本尊様が発見されたんじゃ。

その時の輝きようと言ったらすごかった。海一面が黄金色に染まり、まぶしくて大ダコの姿がみえないほどじゃった。

大ダコが体を張って如来様をお守りしていたというわけなんじゃな。大ダコに守られ救われた本尊様は、お礼をしたいとタコに好物を聞き、タコはあさりとカニが、大好物だと答えた。

それに対し本尊様は「私が日間賀島周辺にアサリやカニなどの魚介類を豊富に呼び寄せてあげましょう。」とおっしゃったそうな。以来本当に島周辺で良質な魚介類が豊富にとれるようになったんじゃ。

村人たちはタコをあがめ、蛸阿弥陀様を氏仏として信仰するようになったそうな。今でも島内の安楽寺に「蛸阿弥陀如来」が祀られ、大事に大事にされています  おわり】

安楽寺・・・曹洞宗に属し、本尊は聖観世音菩薩です。開基は明応3年(1494)安楽寺の阿弥陀如来も知多郡誌に記述されていて、漁師がタコが抱いていたものを引き上げたとされています。

大磯は昔、日間賀島と陸続きで、そこに筑前寺という寺がありました。けれど大地震で海底に土地ごと沈んでしまったそうです。この阿弥陀様を安楽寺におさめたところ、大漁の日が続いたそうです。

筑前寺が大地震で海底に土地ごと沈んでしまったというところを読んで、いつの地震だったんだろうと疑問がわいたので、愛知県の地震の歴史を調べてみました。

  • 715年・・・近江国地震 マグニチュード7.5
  • 1498年・・・明応地震 マグニチュード8.3
  • 1586年・・・天正地震性地震 マグニチュード7.9
  • 1685年・・・三河地震 マグニチュード7.0(三河田原城で大きな被害)
  • 1718年・・・遠山谷の地震 マグニチュード7.0
  • 1854年・・・安政東海地震 マグニチュード8.4(三河の尾張
  • 1891年・・・濃尾地震 マグニチュード8.0
  • 1944年・・・東南海地震 マグニチュード7.9
  • 1945年・・・直下型三河地震 マグニチュード6.8
  • 1946年・・・南海地震 マグニチュード8.0
  • 2004年・・・紀伊半島南東沖地震 マグニチュード7.4
  • 2009年・・・駿河湾地震 マグニチュード6.5

こうして調べてみると、愛知県でも、過去に大きな地震が何回も来ているのがわかります。近年、地震に注意するように呼びかけられていますが、確かに東南海地震、南海地震から、何年も経っているので、気を付けるに越したことはないようです。

その時には、海底に土地ごと沈んでしまうということも、あり得るかもしれません。

さて、昔話に戻ります。タコが守ってくれた阿弥陀様。今でも、日間賀島を守ってくださっています。日間賀島では、おかげであさりもカニも美味しいし、タコもたくさんいて、「日間賀島はタコの島」と言われるようになっています。

昔話はおもしろいですね。昔から日間賀島の人は、タコとかかわり、生活し、長い長い月日を生きてきたんだなあと実感しました。心に温かいものが流れてくるような気がします。

また何か温かいお話を探してきます。また、たこちゃんブログへお立ち寄りください。

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