日間賀島にも鷺がいるって知っていますか?夕方ぐらいになると、「グワァー」と大きな声で鳴く、夜行性のゴイサギ。ずんぐりむっくりなのに、いざとなると首が伸びるという、謎だらけの鷺。不思議なゴイサギのすべてを、徹底解明します。
夜行性なので、めったに見ることはできませんが、鳴き声だけは聞いたことがある人もいると思います。
どんな鳥か、順番にご案内していきます。
ゴイサギとは
- ペリカン目、サギ科、ゴイサギ属に分類される鳥類
- ペンギンのような見た目
- 全長58~65㎝ 翼開長105~112㎝
- 上面は青みがかった暗灰色、仮面は白い羽毛で被われる、翼の色は灰色
- 虹彩は赤い。目先は羽毛がなく青みがかった灰色の皮膚が露出する。
- クチバシは黒い
- 後肢の色は黄色
- メスオス同色
- 頭と背中が藍色。後頭部に白い冠羽
- 背中を丸めてずんぐりしている
ゴイサギの生態
- 単独もしくは小規模な群を形成して生活する。
- 夜行性、昼間は樹上などで、ゆっくり休む。
- 食性は動植物で、魚・昆虫・甲殻類などを食べる。
- やかん水辺を徘徊しながら、獲物を捕食する。
- 繁殖形態は卵生。
- 集団繁殖地(コロニー)を形成する。
- 留鳥
ゴイサギの鳴き声
ゴイサギの鳴き声は、特徴があります。夕方辺りから、「グワァー」と鳴きながら空を飛びます。
夜間に「クワッ」とカラスのような大きな声で鳴くので、「ヨガラス」と呼ぶ地方があります。
ゴイサギの幼鳥
幼鳥のことを、星五位(ホシゴイ)と呼びます。全体が褐色で、背面の羽毛などに明るい黄褐色の斑があるのが、星のように見えるからです。
成鳥の色になるまでに、3年はかかります。
幼鳥の目は黄色ですが、成鳥になると赤色に変わってきます。
ゴイサギの首
ゴイサギは、ペンギンのように、くびが短いように見えますが、実は、普段は首を縮めているだけだそうです。S字状に首の骨を曲げています。
びっくりですよね。ゴイサギは、エサを狙って水中をのぞき込んでいるとき、首をぐぐーっと伸ばします。手品のようですよね。
だまされたって感じです。まさかそこから、詐欺という熟語ができたわけでは、ないんでしょうが(笑)
この画像はO-DAN無料画像からのものなので、もしゴイサギでなければすいません。画像はすべて自分のスマホで撮ったものですが、鳥だけは、写真を撮ろうと思うと逃げてしまうし、写真を撮っても、ゴマぐらいの大きさでしか映らないので、拝借しています。ご承知ください。
ただ、海岸で見る鷺は、確かこういう感じで、首が長かったんです。
めったに見ませんが、海岸で鷺を見かける時があります。大きくて、風格があって、大抵そういうときは、身動きもせず、海を見つめています。
首も長くて、姿もかっこよいので、一瞬、鶴?と思ってしまいますが。鷺だよね。と思い直して眺めます。
海に鷺は実に絵になります。身動きもしないので、まるで1枚の絵となっています。しかし、これがゴイサギとは、思わなかったです。(クロサギだと思ってました)
鷺も調べてみると、奥が深いです。
夜行性の鳥、ゴイサギのこと、だいぶわかっていただけましたでしょうか?ちなみに、日間賀島ではゴイサギの巣が、北港の少し東側の崖の上にあるようです。
しかしゴイサギには、まだまだ未知の部分もたくさんあるので、新しい知識が入りましたら、お教えします。また、たーこブログでお会いしましょう
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